海外で大人気の『ポケットホール』について

はい!どうもこんにちは!MOKUMOKUチャンネルです!

海外のDIYでよく使われている『ポケットホール』について記事を書いていきます。
今回はポケットホールとは?というテーマになります。
次回の記事ではkreg社のポケットホールジグ『kreg k5』の紹介、使い方の解説をしていきます。

🔽動画はこちら🔽

https://youtu.be/vq3CEgTH4LE

ポケットホールとは?

ポケットホールとは斜めにビスを打って木材同士を接合することです。
斜めにビスを打つことでビスを見せずに接合できたり、通常のビス打ちではできないような接合もできるようになります。海外のDIYではよく使われていて、初めてみた時は衝撃を受けました。

モクモク
モクモク

カッコよくてカッコよくて震える🎵

それくらい『ポケットホール』が大好きです。

ちょっと前に、簡単な棚を作った際に
【中国製ポケットホールジグ】のご紹介をしました。

以外とあの動画がですね、イイネとかコメントとか頂いて、

モクモク
モクモク

ポケットホールが気になっている方多いなー(嬉)

と感じたので
今回改めてより詳しく『ポケットホール』についてのお話をしていきます。
これからもですね、僕のdiyではポケットホールの出番がかなりあると思うので記事にしていきます。

Kregについて

kreg社

1989年にアメリカで設立され、ポケットホールジグをはじめとした様々なジグやアクセサリーを開発しています。特にポケットホールジグの分野ではアメリカでシェアNo.1を獲得しており、高品質で信頼性の高いジグを提供しています。

なんとですね、そんなkreg社のポケットホールジグをご提供いただきました👏
しかも当時の最上級モデルのポケットホールジグkreg k5をです(嬉泣)

このジグについては次回の記事で使い方などをまとめます。

ポケットホールジョイント

ポケットホールジョイントは、アメリカではDIYの分野でかなり普及しているジョイント方法です。YouTubeでアメリカのDIYを見ていても出てこない事がないくらい使われています。
日本ではまだまだ認知度は低く、YouTubeでも日本のDIYではほとんど使われていません。

モクモク
モクモク

最近はよく見るようになったばってんね!
2022.02.03時点

ポケットホールジョイントとはどういう事かというと、斜めにビスを打って木材を接合する方法です。

(例)簡単な棚を作った

一般的なビス打ちだと、ここからビスを打って木材を接合します。
この場合表面から見た時にビスの頭が見えてしまいます。

それに対して、ポケットホールジョイントは、
木材の裏側から斜めにビスを打って接合しています。
そうする事で表面から見た時にビスの頭が見えないので仕上がりが良くなります。

この接合だと、
一般的なビス打ちはここからビスを打ちます。

ポケットホールジョイントは裏側からビスを打ちます。

この棚を表面から見たらこんな感じです。

  • 一般的なビス打ち:表から見た時にビスが見える
  • ポケットホールジョイント:表から見た時にビスが見えないので、仕上がりが良い

裏側から覗き込んで見ると、、、

内側から覗き込むように見ると、ポケットホールの加工部が見えますが

引き出しや扉を取り付ければ目に付く事はありません

ポケットホールジョイントで斜めにビスを打つためには、斜めの下穴の加工が必要になります。
その時に『ポケットホールジグ』を使います。
扱う木材の厚さによって穴を開ける位置や、深さが変わります。斜めの穴を正確に開けるのはとても難しいですが、こういったデメリットを解消するために生まれたのがkregのポケットホールジグです。
kregのポケットホールジグは色々なモデルがありますが、僕が持っているのは『kreg k5』というモデルでkregのポケットホールジグでも上位モデルになります。

ポケットホールジグ「kreg k5」

ポケットホールスクリュー

ポケットホールスクリューとは、ポケットホールジョイントに最適化したビスのことです。
一般的なコーススレッドでも使えない事はないですが、ポケットホールジョイントをより強力に快適に行う為にはポケットホールスクリューを使った方がいいです。

ポケットホールスクリューとコーススレッドの比較

ポケットホールスクリューの特徴
  1. スクエアドライブヘッド
  2. ポケットホールにフィットする平らなヘッド形状
  3. 全て半ネジタイプ

①スクエアドライブヘッド
ポケットホールスクリューは全てスクエアドライブベッドになっています。
ネジ頭が四角になっており、付属のスクエアビットを使って締め付けを行います。

コーススレッドのネジ頭と違い、カムアウトをして(ネジ頭からドライバーが外れること)
ネジ頭がなめてしまわないようになっています。
ビットを入れてみたら分かりますが、しっかりとネジを掴んでいる感じがあります。
パワーが必要になるポケットホールジョイントにぴったりの形状です。

②ポケットホールにフィットする平らなヘッド形状

  • ポケットホールスクリューは頭の下が平らになっている
  • コーススレッドは皿形状、Rを描いているタイプが主流

写真のようにポケットホールでできる穴はビス頭の当たる部分が平らになっています。
平らになっているポケットホールに、通常のコーススレッドを打った場合
ビス頭が皿形状になっているのでピッタリとはまりません。これを無理矢理押し込むと材料が割れてしまう恐れがあります。

ポケットホールスクリューは、ビス頭が平らになっているのでピッタリと頭全体が密着して、
材料をしっかりと固定することができます。

ポケットホールに対して、
・点で当たるコーススレッド
・面で当たるポケットホールスクリュー

③全て半ネジタイプ

kregのポケットホールスクリューは全て半ネジタイプになっています。
ビスには「全ネジ」と「半ネジ」があって、

  • 「全ネジ」はビスの先端から根元までネジが切られている
  • 「半ネジ」はビスの先端から半分までしかネジが切られていない

これによって何が変わるのかというと、

全ネジと半ネジの違い

全ネジ:木材を接合する時に、隙間が空いた状態でビスを打っても隙間が空いたままになってしまいます。※ビスの先端から根元までネジが切られているから

半ネジ:木材を接合する時に、隙間が空いた状態でビスを打っても木材同士を引き付けてくれるので隙間がなくなります。※先端から半分までしかネジが切られていないから

ポケットホールスクリューは全て半ネジタイプになっています。

に対して、コーススレッドは、「全ネジ」と「半ネジ」両方のタイプがあり、
25㎜〜57㎜までが全ネジタイプ、65㎜から半ネジタイプになっています。(メーカーによって違います)このように、コーススレッドは短いビスでは半ネジがありません。
これもコーススレッドでは良くない理由でもありますね。

④セルフタッピングスクリュー

ポケットホールスクリューは、自ら穴を掘ってネジを切っていくセルフタッピングスクリューです。
ビスの先端に加工がされており、これによって相手側の木材に穴を掘って進んでいくので、材料への負担も少なく材料が割れてしまうことを防ぎます。

コーススレッドはセルフタッピングスクリューではありません。

  • スクエアドライブヘッド
  • ポケットホールにフィットする平らなヘッド形状
  • 全て半ネジタイプ

このような特徴があるので、ポケットホールジョイントではポケットホールスクリューを使った方がいいです。

ポケットホールスクリューの種類

ポケットホールスクリューには種類があり、最も多く使用されているのが、
『ワッシャーヘッドスクリュー』というビスで、屋内で使用する作品向けのビスになります。

その他にも、使用用途によって使い分けていきます。

使用するビスの長さについて

使用するビスの長さは扱う板の厚みで決まっています。同じ厚みの木材を接合する場合は記載されているビスを使えば大丈夫です。
(例)「2×4材と2×4材」「1×4材と1×4材」という風に板の厚みが同じ木材の場合は記載されているビスの長さを使います。

  • 2×4材と2×4材では板厚が38㎜なので64㎜のビスを使用
  • 1×4材と1×4材では板厚が19㎜なので32㎜のビスを使用
Material Thickness=材料の厚み
Screw Lengh=ビスの長さ

板の厚みが違う場合
例えば「1×4材と2×4材」「25㎜の木材と18㎜の木材」

板の厚みが違う場合は使うビスの長さが変わってきます。

【1×4材を2×4材に接合する場合】
ポケットホールは1×4材に加工します。
1×4材(厚さ19㎜)の木材は32㎜のビスを使うように記載されていますが、32㎜のビスを打つ場合、
突き出ている部分が相手側の木材に打たれます。
相手側の木材は2×4材なんですが2×4材の厚みに対して打たれるビスの長さが少し短いですよね。

こういう場合は32㎜より長いビスを使います。

38㎜のビスを打ってもまだ余裕があります。

もっと長い51㎜のビスだと結構ギリギリに見えますが、実際ビスを打ってみると裏側から見て突き出ていないので51㎜のビスを使います。

モクモク
モクモク

ギリギリ🎵
だけど、突き出てないからOK!

逆に【2×4材を1×4材に接合する場合】は、

  • 61㎜のビスだと相手側の1×4材から突き出てしまう(長すぎる)
  • 51㎜のビスを打つと相手側の木材から突き出ない(丁度いい)

このように、

接合する木材の厚みが違う場合は、短すぎず長すぎない丁度いい長さのビスを使います

『丁度いい長さ』というのは、相手側の木材に半分以上ビスが打たれていて、相手側の木材から突き出ない長さですね。

長さの決め方は、

ポケットホールを加工した木材にビスを打って、
接合したい木材と合わせて「長くないか」、「短くないか」の判断が簡単で確実です!

※長さがギリギリの時は端材で試しに打ってみて突き出ない事を確認しましょう。

まとめ

海外で大人気の『ポケットホール』についてでした。ポケットホールがあれば色々な接合ができるのでDIYの幅がかなり広がります。内側からビスを打っていくので表からビスが見えなく、仕上がりがキレイになるのもいいですね。
【MOKUMOKUチャンネル】ではポケットホールを使ったDIYをたくさんしていますので、興味がある方は是非ご視聴お願いします。
次回は『kerg k5』の紹介、使い方の記事を書いていきます!

ありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。

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